主に原発。特に鹿児島。それからみんな。
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毎日新聞におもしろい記事があったので、アーカイブしときますね。ネットニュースすぐ消えますからね。
一部抜粋ですが。
知事選の投開票まで、8日であと1カ月となった。現職の伊藤祐一郎氏(64)に、新人で「反原発・かごしまネット」事務局長の向原祥隆(むこはらよした か)氏(55)が挑む構図。向原氏は告示まで1カ月を切った5月22日に出馬表明し、草の根で短期決戦を挑む。対する伊藤氏は昨年9月の3選出馬表明以 降、約90団体(7日現在)からの推薦を得るなど、組織戦を展開。出馬までの経緯と、対照的とも言える2人の選挙戦術をたどった。【山崎太郎】
4月19日 「川内再稼働が争点になれば、半数以上の人は原発が嫌いだから、面白いことになる。(候補者擁立に向け)何人かに当たっている」向原氏
5月1日。その向原氏が立候補するらしいという情報が一部関係者の間に伝わった。向原氏が立候補に向け腹をくくったのは、その5日後だった。
「官僚出身の知事は国に追認するだけだ」「再稼働の県民投票という位置づけで戦っても知事が圧勝したらかえってマイナス」
約2時間の議論の末、伊藤知事に質問状を出し、明確な回答がなければ向原氏が立候補する方針が確認された。この時点で、一騎打ちの構図が事実上固まった。
伊藤知事は6月3日の事務所開きの後、余裕すら漂わせてこう語った。「大差で勝つのは好ましくない。しこりを残すから。お互い『善戦した』と思える結果が一番いい」
8年の実績と、県内の主要団体の支持を背に、組織戦を進める伊藤知事。告示後は各市町村を回って2〜4回程度、数百人規模の集会を開き、自らの政策を直接伝える方針だ。
対する向原氏。「金なし、組織なし、素人ばかり」(陣営)。それでも、脱原発を目指す首長会議の上原公子氏(元東京都国立市長)を招いての学習会を計画するなど、従来候補にない人脈を生かし、短期決戦に挑む。
南方新社が初めて出版した「滅びゆく鹿児島」を書店に卸したとき、店主にこう言われた。「これで南方新社は反権力だな」。この時の心情を向原氏はこうつづっている。
<この時代に反権力も何もなかろう。イデオロギーでも誰かに気兼ねするのでもなく、素直に思ったことを述べ合う、それが必要だと思ったまでのこと>(一部略)
「知事選も同じ。原発でそれぞれの立場を述べ合い、県民に判断を仰ぐ機会を提供することが必要だと思った。いのちを脅かす原発は、命をかけて排除せな」。向原氏は力を込めた。
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